何か本を読みたいと思って本屋の中を巡ったけど、
何を読みたいのか自分でもわからず、 「数独」の背表紙を見ると、大分前にテレビで 確かイギリスかアメリカ?でめちゃ流行っている、 というのを見たのを思い出し、「数独」の問題集を買った。 クロスワードパズルみたいなやつ。 電車に乗るといつもシャーペンを右手に、 問題集に向っている。 丁度日本でも流行りの脳の活性化にもなるかもしれない。 活性化にはなるかもしれないが、日本式の「答えは一つ」という形式なので、 創造性にはつながらないかもしれない。 一生懸命小さな本に集中しているのだが、 そんな姿に、おそらく周りの人から、 ちらと一目くらいは注目されているだろうと 自分に意識が行き、面白くなる。 自分の想像だけで面白くなれるとは幸せなことだ。 そんなんで敏感になっているからか、 右隣に座っている男性がうとうとしていて、 たまに勢いよく後ろに頭が倒れて、窓にがつんと後頭部を 打ち付けているのが、めちゃくちゃ面白かった。 テンポよくかなりがつんといってた。 前の席を見ると女性がうとうとしていて、その左隣のサラリーマンの肩を 頭でテンポよくこつこつ叩いている。 そして、そのサラリーマンの左隣に、またうとうとしてる女性が居た。 それらを見ていると、無性に笑えてきて、唇をかみ締めつづけた。 もう「数独」どころではなく、笑いを隠そうにも本が小さく、顔は隠れない。 そうなると、またにやにやしている自分が 一目くらいは注目されているだろうと思って、 笑いが続いていた。 幸せ者だった。
by show_muryama
| 2006-09-22 00:44
| 雑記
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